法要について

法要とは、故人の冥福を祈るために行われる、僧侶の読経です。僧侶が客殿もしくはご自宅にお伺いし、参会者の方々に仏の教えを授ける場でもあります。家族や知人が、読経やお焼香などの善行を行うことで、故人が仏様の世界に導かれると考えられており、追善供養とも呼ばれています。法要は、故人が設けてくれた人と人とのご縁に触れ、感謝の気持ちと自分自身を見つめ直す機会でもあるのです。

主な法要

主な法要として、亡くなった命日から7日ごとに行われる忌日法要や、月命日に行う月忌法要、一周忌や三回忌の年忌法要などがあります。法要と法事が混在することが多いのですが、法要は具体的に僧侶が行う読経のことを表しています。読経に加え、法要後の食事を含んでいるのが法事です。年忌法要の場合、一周忌のあとは三回忌や七回忌と続きます。法要を行う年数の間隔が次第に空いていきますが、その間はお墓の手入れをしっかり行い、お墓参りを通じて故人に寄り添い続けることが大切です。

庫裡・客殿紹介

庫裡(くり)とは、住職および家族が生活をする場所です。客殿は法事に使われることが多く、60~80人ほどが入れる広々としたスペースを持ち、家族や親戚が一同に集まることが可能です。今後は「もっとお寺を身近に感じていただきたい」という想いから、客殿内でお茶会やヨガなど、様々な催し事を開催していく予定です。

年忌法要参列作法・マナー

年忌法要を営む際は、お寺へ1か月前には連絡し、住職とスケジュール調整をしましょう。法要の日時が決まりましたら、お招きする方々へのお知らせを葉書や封書で行います。引出物のご用意にも時間がかかりますので、出席人数が確定しましたら、早めに取り決めるように心がけましょう。参列時は黒の喪服を着用するなど、服装のマナーには特に注意が必要です。僧侶の読経中や焼香の際は、故人を敬い、想いを馳せる気持ちで法要に臨みましょう。

法要の費用について

法要の費用は、お布施、灯明料、塔婆代の総額でお考え下さい。

  • お布施
  • 灯明料
  • 塔婆代
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